普段、何気なく食べているチョコレート。
少し疲れた時やリラックスタイム、小腹がすいたときにポイっと口の中へいれると
甘くてほろ苦い風味が広がり幸せな気持ちになりますよね。
そんなチョコレートには、私たちが知らなかった凄い効能があることをご存知でしたか?
今回は、チョコレートの効果効能をご紹介します。
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チョコレートに秘められた効果・効能は?
チョコレートは元々薬だった
チョコレートの原料であるカカオは、紀元前2000年ごろからメソアメリカ(現在のメキシコ南部、中央アメリカ)で栽培されていました。
カカオの実はラグビーボールのような形をしています。
当初はおもにカカオの果肉の部分が食べられ、カカオ豆は捨てられていたそうです。
ある時山火事が起き、カカオ豆が焼かれてしまったことがきっかけでいい香りを放ち、味も引き立つことが認知されました。
以来、焼いてすり潰して食べられるようになったそうです。
当時アステカ(現在のメキシコ)では、カカオを栄養剤や万能薬として病気や傷の治療に使用していました。
また、不老長寿の薬とも言われていたようで、カカオマスをお湯に溶かして飲んでいたとも言われています。
そのため、それほど美味しい飲み物ではなかったのかもしれません。
カカオ豆が薬として活用されていたことには驚きですね。
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チョコレートの効果と効能
ここでは、チョコレートの4つの効果・効能に注目しました。
食べ過ぎずに適量を摂取すると、日頃の健康的な身体づくりに一役買ってくれそうですね。
☆太りにくい
チョコレートに含まれているカカオ・ポリフェノールは、空腹感を抑えて食べ過ぎを防いでくれると言われています。
さらに、肥満の原因である血糖値の上昇を抑えて脂肪燃焼を高め、新陳代謝がアップする働きがあります。
また、カカオバターの脂肪は吸収率が低いので、体内に蓄積される量が少ないと言われています。
☆免疫力の向上
近年の研究によって、チョコレートには免疫系の乱れを健全に整える働きがあることが分かってきています。
アレルギー症状には活性酸素が大きく関わっていることが明らかにされていますが、チョコレートを食べて後、1~2時間位は白血球からの活性酸素が発生しにくいことが証明されているそうです。
☆美肌効果
カカオポリフェノールの成分により、血行促進・保湿効果・お肌の炎症を抑える・キメを整えてくれるなど、女性にとってうれしい効果があります。
テオブロミン(チョコレートの苦み成分)の成分により、血流を改善する働きがあることから、くすみ・目の下のクマ・乾燥肌の予防に期待ができます。
☆集中力・リラックス効果
チョコレートの甘い香りには、集中力や記憶力を高める効果があることが最近の研究で明らかになっています。
また、やる気や記憶力も高めたり、身体的・精神的ストレスを抑制したりダメージを回復させる効果などが学習実験で確かめられました。
チョコレートを食べる際の注意点
チョコレートは、美味しくて健康にもいい効果があっていいこと尽くし♪
のように思いますが、実は食べる際にも注意点があります。
特に、今流行りの高カカオチョコレートですが、普通のチョコレートに比べて下記の成分が多く含まれています。
脂質量
テオブロミン
カフェイン
※これらの成分は、生理作用のある物質ですので敏感な人(幼児やお年寄り等)やテオフィリン等の医薬品を使用している人は摂取に注意しましょう。
厚生労働省・農林水産省による食事バランスガイドでは、菓子・嗜好食品の目安摂取量は1日200kcalと記載されています。
また、日本チョコレート・ココア協会では、生活習慣病の改善を期待するおすすめの食べ方として、1日に200~500mgぐらいのカカオポリフェノールを何回かに分けて摂取することとしています。
カカオポリフェノールの含有量や、カロリーなどの成分を意識しながらチョコレートを食べることが一番理想的な食べ方となりますね。
まとめ
いかかでしたか?
チョコレートは、古い時代から薬として使われてきて時代の流れとともに私たちの身近なお菓子へと変化してきました。
甘くておいしいのに、健康にも一役買ってくれるチョコレートって不思議な魅力がありますね。食べ過ぎには気を付けながら、色々なチョコレートを楽しみたいですね。