映画「プラダを着た悪魔」に登場する、鬼編集長と恐れられたミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)にはモデルが実在していると言われていることをご存知でしたか?
その気になる人物は、ファッション雑誌【ヴォーグ】の編集長『アナ・ウィンター』。
映画「プラダを着た悪魔」原作の小説は、著者のローレン・ワイズバーガー自身が【ヴォーグ】で編集長アシスタントをしていた経歴があり、その体験を元に書かれたとも言われているのだとか。
氷の女とあだ名がつくほど恐れられており、その仕事ぶりは頭の回転が速く冷静沈着・即断即決、まさに時代を切り開く開拓者『アナ・ウィンター』。今回は、知れば知るほどその魅力がわかる『アナ・ウィンター』についてご紹介します。
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プラダを着た悪魔の鬼編集長と言われたモデル『アナ・ウィンター』とは?
冒頭でもお伝えしましたが、映画『プラダを着た悪魔』に登場する鬼編集長のモデルは、アメリカ版「ヴォーグ」の編集長のアナ・ウィンターと言われています。
また、アグリー・ベティーに登場するMODE編集長フェイ・サマーズの容姿のモデルとも言われているのだそうですよ^^
米経済誌『フォーブス』の「世界で最もパワフルな女性100人」にランクインして、ファッション関係者の中でもトップに躍り出たアナ・ウィンターは、輝く女性としても世界中から注目されています。
映画の中で描かれている人物のキャラクターはとてもパワフルで印象的でしたが、実在のモデルと言われているアナ・ウィンターはどのような人物なのでしょうか。
そんな気になるアナ・ウィンターの生い立ちから現在までを調べてみました✨
アナ・ウィンター/Anna Wintour プロフィール
出典:https://www.vogue.co.jp/
イギリス・ロンドン生まれ
生年月日:1949年11月3日 2人の子供がいる(チャールズ、キャサリン)
父親は英国の夕刊紙『イヴニング・スタンダード』の編集者
1986年、英国版『ヴォーグ』の編集長に就任
1988年、米国版『ヴォーグ』の編集長に就任
2008年、長年ファッション界へ貢献されたことを評価されて、大英帝国勲章を授与。
1990年からは、ニューヨーク・コレクションの企画にも参加。エイズ患者、感染者支援のチャリティを積極的に推進。
【アナ・ウィンターのストーリー】
アナ・ウィンターは、イギリス・ロンドン生まれ。父親は英国の夕刊紙『イヴニング・スタンダード』の編集者です。
子供のころからファッションに興味があり、父親の紹介で最先端のファッションを発信しているBibaで働き、高校を中退後、ハロッズのトレーニング・プログラムに入学します。
1970年『Harper's & Queen』の編集アシスタントとしてファッション業界に入り、1975年にはニューヨークに渡り、姉妹誌『ハーパース・バザー』のファッション・エディターに昇格する。しかし、上司と衝突を繰り返して9ヶ月で解雇されてしまいます。
その後、雑誌『NEW YORK』では優れたファッションセンスとビジネスセンスで『Viva』や『Savvy』の編集を手がけた後、1983年、米国版『ヴォーグ』のクリエイティブ・ディレクターに抜擢。1986年には英国版『ヴォーグ』の編集長に就任。人事や紙面作りに改革を起こし、保守的だった英国版『ヴォーグ』を最先端トレンド誌へ変身させました。
1988年にはニューヨークへ戻り、38歳で米国版『ヴォーグ』の編集長となる。
1990年からは、ニューヨーク・コレクションの企画にも参加。
ニューヨーク・コレクションとは
ニューヨークで開催されるプレタポルテのコレクション。キャリアのための実用的な服が多いのが特徴で、女性モデルがメイン。
また、エイズ患者や感染者支援のチャリティを積極的に推進。
2011年11月には、表参道ヒルズにてファッション雑誌「VOGUE」誌の主催による「FASHION'S NIGHT OUT 2011」(以下、FNO)が開催。3.11に沈む日本の復興支援と、さらなるファッション業界の活性化を目的としてアナの呼びかけにより、世界各国の「VOGUE」編集長たちやトップデザイナーなどファッション業界を牽引するメンバーが初集結しました。
米国版ヴォーグをご紹介
アナ・ウィンターが編集長を務める米国版『VOGUE』の表紙を飾る女性がカッコいい!!
『ヴォーグ』の表紙には、モデルだけに留まらず“今を時めく女性”が登場します。
Vogue [US] April 2018 (単号)出典:amazon.co.jp
ケンダル・ジェンナー/1995年11月3日生まれ
モデル・テレビタレント・女優
プライベートファッションがオシャレ!魅力的なコーデは大人女子のお手本に✨
出典:amazon.co.jp
ミシェル・オバマ (第44代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマの妻)
オバマ夫人も表紙を飾り、ネットユーザーから“スーパーモデルなんかより美しい!”と称賛の声が挙がりました。
出典:amazon.co.jp
テイラー・スウィフト
カントリー歌手・シンガーソングライター
セクシーさと知的さを感じるテイラーは、この表紙でもめちゃくちゃカッコいいですね♪
これまで、「フッァッション雑誌の表紙はモデル」という定説を覆したアナ・ウィンターには、時代を見据えた天才的な感性が感じられます。
また、この雑誌に取り上げられたモデルは世界中で広く知られるため、ファッションモデルが有名になるための登竜門としての役目を果たしているそうですよ。
まさにファッション雑誌の中でトップの力を誇るのが『ヴォーグ』の凄さです(^^)
これまでに発売されている米国版ヴォーグをもっと見てみたい!ファッション界の最先端を知りたい方は、下記のamazonリンクよりご覧ください。
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表紙を飾る多くの有名な方を見ていると、華やかな気持ちになれますね♪
ちなみに米国版ヴォーグ雑誌の表紙の中でも私個人的に一番ぐっときたのは、「プラダを着た悪魔」に登場したミランダを演じるメリル・ストリープです!!
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アナ・ウィンター出演映画をご紹介!
実は、アナ・ウィンター自身も映画に出演していたことをご存知でしょうか?
映画は2作品あり、いずれもドキュメンタリー映画になります。
これからご紹介する2作品は、“ファッション”という人生を生きるアナ・ウィンターのリアルに迫り、一つの作品を完成させていくまでの緊迫したストーリーが特徴です。
それまでファッション業界に無知だった私が、興味を持つきっかけになりました。
「ファッションが教えてくれたこと」
『ファッションが教えてくれること』2009年公開。「ヴォーグ」の編集長アナ・ウィンターに密着したドキュメンタリー映画。2007年9月号の制作時の様子のリアルで緊張感のある現場が見どころ。
見所は、アナ・ウィンターが即断即決で慌てず冷静に仕事をこなし、時代の最先端を作り上げていくところ。現場のスタッフの緊張感がひしひしと伝わり、まるで自分自身も一緒に仕事をしているような錯覚になります(笑)
そんな厳しく仕事をこなすかたわら、自宅で娘に会うととたんに優しい表情が垣間見えます。娘に対する母親の愛情も感じられ、働く母であることを改めて気づかされてほっこりした気持ちになりました。
この作品には、働く女性必見の要素が沢山詰まっています
『メットガラ ドレスをまとった美術館』
2015年5月2日、NYメトロポリタン美術館(MET)でアナ・ウィンター主催の伝説のファッション・イベント《メットガラ》が豪華に幕開けしました。開催に向け8カ月もかけて準備された舞台裏の様子を、アナ・ウィンターと企画展示を担当したキュレーターのアンドリュー・ボルトンの2人を中心に描かれています。
米・NYのメトロポリタン美術館では、セレブリティを招き「The Costume Institute Gala」が開催されており、1999年からホスト役を務めたAnna Wintourはこれまでに12,500万ドルの資金を集めたことなどが評価され、2014年5月8日にコスチューム・インスティチュート が約2年にわたる改装を経て「Anna Wintour Costume Center(アナ・ウィンター・コスチューム・センター)」として再開されました。 |
この作品には、豪華なセレブ達がたくさん登場します。特に際立ったのが、歌手のリアーナ!(と華やかなドレス)。その存在感は画面を通しても伝わってくるほどで圧巻です。対照的に舞台裏では、緻密で繊細な配慮の中準備が進められ、沢山のスタッフが動きリアルな現実も見せてくれます。
本編に出てくるアナの評価に「彼女(アナ)はキツイ人間ではない。仕事に対する鎧だ」という言葉から女性一人で厳しい環境下で戦う心中はどのようなものだろうか、と考えさせられました。
この作品の見所は、巨大なプロジェクトがどのようにして作られるか。華やかさとリアルな舞台裏の人間模様は必見です!
まとめ
いかがでしたか?プラダを着た悪魔のモデル『アナ・ウィンター』の魅力についてお伝えしました。ご紹介した2作品の映画では、氷の女と言われる反面、一人の女性としてファッション業界を牽引する仕事ぶりには繊細さと丁寧さ、そして深い愛情が感じられました。
“仕事に誇りを持ち、自分らしく輝く女性になりたい”と思わせてくれた映画に出会えて幸せです。映画に興味が出た方は、是非ご覧になって下さい♪