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【アーユルヴェーダ】ピッタ体質の食事法|ピッタを整える食べ物は?

2019年3月18日

アーユルヴェーダでは、すべての人はドーシャと呼ばれる3つのエネルギーを持っていると言われています。

人それぞれドーシャの性質は異なりますが、ドーシャのエネルギーは3つに分けられることを前回ご紹介しました。

今回は、「ピッタ」と呼ばれるエネルギーを強く持っている人の性格/性質や食事法についてみていきましょう♪

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【アーユルヴェーダ】ピッタ体質とは?性格と身体的な特徴

アーユルヴェーダでは、「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の3つのドーシャを誰もが持っていて、生まれつきもっとも強く働くエネルギーがその人の特徴となって表れるそうです。

前回ご紹介した体質診断では、強く働くドーシャが2つ同じだけあったり、3つ均等に表れた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

☆アーユルヴェーダ体質診断ご紹介ページはこちら☆
アーユルヴェーダの意味や効果を簡単にご紹介!あなたはどの体質?

 

より多い点数が強く働くドーシャとなりますが、2つ同じ数をもつ『ヴァータ・ピッタ体質』や『ピッタ・カパ体質』etc.

3つ同じだけ持つ『ヴァータ・ピッタ・カパ体質』など人によって個性が細かく分類されることになります。

今回は、特にピッタ体質を多くもつ人の主な体質や性格について詳しくみていきましょう。

ピッタの体質と性格(バランスが取れているとき)

ピッタのエネルギーがバランスが取れているときは、知的で仕事を情熱的にこなすカッコいい人!

職場にこのようなタイプの人がいたら、憧れてしまいますね♪

ピッタ体質の特徴(整っているとき)

中肉中背で、標準的な体型をしている場合が多い。基本的に見事なプロポーションの持ち主。

肌は温かく軟らかで、色つやがよい。

情熱的で知的。チャレンジ精神が旺盛で、リーダーシップをとるのに適している。

経営者や政治家に向いている。

正義感が強い。物事を論理的に考え、集中力も高い。

ピッタの体質と性格(アンバランスのとき)

ピッタが乱れてくると、心理面や体調面での変化によく表れてくるので気づきやすいかと思います。

次の傾向が目立つようになってきたら、調子を整えていきましょう。

ピッタ体質の特徴(アンバランスなとき)

イライラすることが多くなり、怒りっぽくなる。

肌が油っぽくなり、ニキビや発疹ができやすくなる。

髪質は細くやわらかい。若白髪、若禿げになる傾向もある。

胸やけや、口に酸っぱいものがこみ上げることが多くなる。

口臭・体臭が強くなる。

目が充血したり、喉が渇きやすくなり、冷たいものを多くとる。

アーユルヴェーダのピッタ体質~乱れてしまう原因と改善方法

ピッタが乱れてくると、怒りやすくなったりお肌の炎症が目立つようになったりと、体の中の熱があがるようなイメージがしますね。

ピッタのバランスを整えるために、乱れてしまう原因は何かについて知る事が大切です。

ピッタの乱れをいち早くキャッチして、ピッタの過剰を下げてバランスを整えていきましょう!

ピッタが乱れる原因は?

ピッタを増やしてしまう原因とされているのは、主に「ストレス」と「熱」です。

ピッタ体質は、闘争心や攻撃的な面を上手に循環出来ていないとストレスをため込んでしまいます。

例えば、夜更かしをしたり過労を続けているとピッタを増やしてしまうのだとか。

また、「熱さ」がキーワードなので強い日差しや温かい飲み物・食べ物、熱すぎるお風呂なども要注意。

その他、過食や飲食・喫煙や過激な運動によってもピッタは増加してしまいます。

仕事でのオーバーワークや人間関係、プライベートの過ごし方を見直して改善できるところから整えていきたいですね。

ピッタが乱れたときの改善方法

それでは早速、改善方法をご紹介します。

乱れてしまったピッタを整えていくには、ポイントとなるキーワードは2つ。

「熱を冷ます」「ストレス解消」です。

溜まった熱を冷ますには

ピッタが増えているということは、体内に熱が溜まった状態。

そのため、熱がそれ以上溜まらないように心がけましょう。

日焼け・過激な運動・熱いお風呂やサウナ・熱い飲み物食べ物などを可能な限り控えめすることが大切です。

ただし、ここでの注意点は冷蔵庫から出したばかりの冷えすぎた飲み物と食べ物!

冷たすぎると消化力を弱めて、食欲不振や倦怠感などの症状を引き起こしてしまうこともあるのだとか。

そこで、なるべくなら水泳や心地よい程度の水シャワーで身体を冷ますことがおすすめです。

ストレス解消法

ストレスの原因は様々ですがが、例えば「仕事」「人込み」「緊張感」「義務感」「時間にゆとりがない」といった点にストレスを感じる場合、その逆にある感覚を意識的に作るようにしましょう。

ストレスを中和するイメージですが、「娯楽」「大自然」「身体の緊張をほぐす」「開放感」「のんびり感」にひたる時間を積極的に増やすことが大切です。

実践できる方法では、競わないで遊べる程度のスポーツや、大笑いできるTVや映画をみたり、カラオケ・ドライブなどで楽しい時間を過ごすことがピッタを減らしてくれます。

次に、食事での改善方法をご紹介します。

 

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【アーユルヴェーダ】ピッタ体質の食事|取り入れると良い食べ物とおやつ♪

アーユルヴェーダでは、ピッタに良いという食べ物が「甘・苦・渋・冷・純粋な自然なもの」です。

ピッタのイメージは、燃え盛る情熱🔥

それを中和させるためには、同じ性質の辛味・塩味・酸味は減らすようにした方がいいとなります。

積極的に選ぶ味は、「甘味」「苦味」「渋味」

肉類はなるべく減らして、果物はよく熟していて甘味の多いものを選ぶといいでしょう。

甘味

穀物:米、小麦、とうもろこしなど

豆類:さや豆、レンズ豆、えんどう豆など

乳製品:牛乳、ギー、クリーム、バターなど

果物:いちじく、ぶどう、柿、西洋なし、なつめ、ドライフルーツなど

野菜:調理されたジャガイモ、さつまいも、にんじん、カリフラワー

糖類:黒砂糖、三温糖、白砂糖、はちみつ

苦味

緑の野菜:チコリ、ほうれん草、ゴーヤー、グリーンキャベツ、芽キャベツ、小松菜など

果実類:オリーブ、グレープフルーツ、カカオの実など

スパイス:フェヌグリーク、ターメリックなど

渋味

豆類 (さや豆、レンズ豆、えんどう豆など)

生野菜 (レタスなど緑の葉野菜)

果物 (ざくろ、柿、いちごなど)

以上の味を普段より少し増やして、全体の味のバランスを調整するように意識してみましょう。

 

次に大切なのは、冷凍食品や合成調味料などの加工品をなるべくとらないようにすること。

積極的に食べるといいのは、生野菜や果物。

1日3食のうち1食、もしくは1食の中で1品でも鮮度の高い自然な食べ物を取り入れるようにしましょう。

おすすめのピッタ食事方法はコチラ

常に頑張り屋さんのピッタタイプにおすすめの食事ポイントです。

少し意識して、忙しい毎日の中で出来るところから取り入れてみてくださいね(^^)

朝食時、食事と一緒に冷たい水を一杯飲む。
野菜ジュース(人参・リンゴ・きゅうり・レモン汁のミックス)も◎

昼食時、3食の中でしっかり食べる。積極的に生野菜や果物を取りましょう。

ただし、塩分の多い食べ物(醤油、味噌、塩など)や香辛料・カフェインなど刺激系も避ける方がベター。

夕食時、低カロリーが好ましい。和食中心にするといいでしょう。アルコール類はなるべく控えめに。

ピッタのおすすめおやつ♪

ストレスでイライラしたとき、3時のおやつでほっと一息しませんか?

ピッタタイプにおすすめのおやつは、甘味があって常温で食せるスイートポテト

ミルクとさつまいもの甘味で、疲れた自分を労わってリフレッシュしましょう。

ハーブティーは、ペパーミント・ローズ・ハイビスカスなどのブレンドがおすすめです!

まとめ

いかがでしたか?

【アーユルヴェーダ】ピッタ体質の食事法|ピッタを整える食べ物は?についてご紹介しました。

バランスが乱れているな、と感じたときにはぜひ1つ実践してみてくださいね。

毎日心地よく過ごせるように、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

参考文献:インド式美容健康法アーユルヴェーダ|心と体の快適セルフエステ/綿本彰 著
参考文献:からだの毒をきれいに出す食べもの百科/蓮村誠 著

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